ガイド一覧へ戻るガイド · 2026-09-28

KDPの本文に塗り足しが必要なのはいつ?

絵柄をページの端まで印刷する条件、塗り足しによって変わる本文PDFの寸法、Print Previewerでの確認点を説明します。

まず答えから

本文の絵や背景をページの端まで印刷するなら、塗り足しが必要です。重要な文字や絵がすべて白い余白の内側に十分収まるなら、塗り足しなしでも作れます。ただし一ページでも必要なら本文PDF全体を塗り足し込みの寸法で作成し、入稿前にKDPの現行設定を確認してください。

塗り足しとは?

塗り足しは、裁断後に白い細い線が出ないよう、絵や背景を仕上がり寸法の外まで伸ばす部分です。本の仕上がり寸法が大きくなるわけではありません。追加した部分は裁断で取り除かれることがあります。

塗り足しなしのページ、塗り足しを含む6.125 × 9.25インチのPDFページ、裁断後の6 × 9インチのページの比較
塗り足しは裁断されるための領域です。完成した本は大きくなりません。

塗り足しが必要な場合と不要な場合

KDPでは、一ページでも塗り足しが必要なら、本文ファイル全体を塗り足し込みの寸法にします。表紙の塗り足しには別のルールがあります。このGuideの本文用の数値を表紙に流用しないでください。

ページのデザイン塗り足しの判断
背景色、写真、イラストがページの端まで届く塗り足しが必要です。
全面の画像の一部が上端、下端、または小口側の端に触れる塗り足しが必要です。
文字も絵も白い余白の十分内側に収まる塗り足しなしで作れる場合があります。

仕上がり寸法とPDFのページ寸法は違う

仕上がり寸法は裁断後の本の寸法です。塗り足し付きPDFでは、上端、下端、小口側にそれぞれ0.125インチ(約3.2 mm)を足し、ノド側には足しません。そのためPDFは完成ページより幅が0.125インチ、高さが0.25インチ大きくなります。

6 × 9インチの本本文PDFの一ページ
塗り足しなし6 × 9インチ
塗り足しあり6.125 × 9.25インチ

端まで印刷する絵や背景は、仕上がり線を越えて塗り足し領域まで伸ばします。PDFのページだけを広げ、絵を元の位置で止めても足りません。6 × 9インチは一例です。判型、用紙、インク、許容ページ数についてKDPの現行条件を確認してください。塗り足しのある本文はPDFでアップロードします。

塗り足しと安全な配置を分けて考える

塗り足しは裁断される可能性がある外側の領域です。安全な配置とは、文字や顔など重要な要素をページのさらに内側に置くことです。背景は塗り足しまで伸ばしても、重要な要素は仕上がり線から離します。

KDPでは、小口側の余白を塗り足しなしなら最低0.25インチ、ありなら最低0.375インチ確保します。重要な要素には最低値より余裕を持たせると安全です。ノド側余白はページ数によって変わります。ここでは重要な要素を仕上がり線から離すことに集中し、余白の詳しい計算は専用Guideを参照してください。

白い背景のページも個別に判断する

白い紙というだけでは塗り足しの要否は決まりません。白いページの十分内側にある小さなイラストなら、端まで伸ばす必要はないかもしれません。ただし線や画像の一部が端に届くなら、白いページでもその要素を仕上がり線の外まで伸ばします。

本文のどこかに端まで印刷するデザインがあれば、PDFの全ページを一貫して塗り足し込みの寸法にします。だからといって、ほかのシンプルなページの重要な要素まで外側へ動かす必要はありません。

本文を準備する順序

  1. 仕上がりの判型とKDPの印刷設定を決めます。
  2. 画像や背景を端まで印刷するページがあるか確認します。
  3. 必要なら本文PDF全体を塗り足し込みの寸法にします。6 × 9インチの本では、PDFの各ページは6.125 × 9.25インチです。
  4. 端まで印刷する絵を上端、下端、小口側の仕上がり線の外まで伸ばし、重要な文字や絵は内側に置きます。
  5. PDFを書き出し、実際のページ寸法と各ページの端を確認します。
  6. KDPで対応する塗り足し(裁ち落とし)設定を選び、Print Previewerでページごとの裁断位置と警告を確認します。

Book Studioで確認すること

Book Studioの本の設定には現在「塗り足しを使う」項目があります。有効にするとPDFの幅に0.125インチ、高さに0.25インチが加わり、絵はページを埋めるように配置されます。無効ならPDFのページ寸法は仕上がり寸法と同じです。画像の縦横比がページと違う場合、埋める配置で絵の一部が切れることがあります。この設定だけでは安全な配置やKDPの承認は保証されません。ダウンロードしたPDFとKDP Print Previewerを自分で確認してください。

PDFを書き出す前のチェックリスト

設定がオンかどうかだけでなく、書き出したページの寸法と絵が実際にどこまで伸びているかを確認します。

  • 仕上がりの判型とKDPの印刷設定を記録したか?
  • 端まで印刷する背景や画像があるページはあるか?
  • 塗り足しが必要なら、本文PDFの全ページが同じ塗り足し込み寸法か?
  • 端まで印刷する絵は上端、下端、小口側の仕上がり線を越えているか?
  • 重要な文字、顔、線は最低限の小口側余白より十分内側にあるか?
  • PDFの最初、中ほど、最後のページを実寸で開いたか?
  • KDPの塗り足し設定とアップロードするPDFのページ寸法は一致するか?

問題が起きたとき

KDPにPDFのページ寸法が違うと表示されます。

仕上がり寸法とPDFのページ寸法を分けて確認します。6 × 9インチの塗り足し付き本文では、PDFの各ページは6.125 × 9.25インチです。KDPの塗り足し設定とファイルが一致しているか確認し、PDFを修正してください。

Print Previewerで重要な絵や文字が切れて見えます。

塗り足し部分は裁断されることがあります。重要な要素をもっと内側へ移してください。元の絵とPDFを比較し、Book Studioの全面配置で切れた箇所がないか調べます。修正したPDFをアップロードして再確認してください。

塗り足しなしで作り始めましたが、端まで印刷するページが見つかりました。

そのデザインを安全な余白の内側へ移すか、本文PDF全体を塗り足し込みの寸法で作り直します。一つのファイルに塗り足し付きページとなしのページを混在させないでください。

PDFの寸法は正しいのに端に白い細線が出ます。

ページだけを広げ、背景を仕上がり線で止めている可能性があります。元の絵を塗り足し領域まで伸ばして再書き出しし、Print Previewerで確認してください。

ノド側に塗り足しを加えたらページがずれました。

KDP本文の塗り足しは上端、下端、小口側に加え、ノド側には加えません。左右のページ配置とPDF寸法を再確認し、余計なノド側の延長を取り除きます。

Lalabbでできることと、自分で確認すべきこと

Lalabbでは判型と塗り足し設定に応じて本文PDFを準備できます。ただしAmazon KDPの承認、実物の正確な裁断位置、印刷機の許容差、最終的な印刷品質は保証できません。入稿前にKDPの現行仕様とPrint Previewerの結果を確認してください。

確認したKDPの案内

KDP公式の判型と塗り足しの案内を2026年九月29日に確認しました。

KDP:判型、塗り足し、余白の設定

よくある間違い

  • 塗り足しが必要なのに、仕上がり寸法で書き出す。
  • 絵や背景を仕上がり線の外まで伸ばさず、PDFの寸法だけを大きくする。
  • 裁断され得る端の近くに重要な文字や顔を置く。
  • PDFと一致しないKDPの塗り足し設定を選ぶ。
  • Print Previewerで確認せずに入稿する。

よくある質問

画像がページの端まで届かなくても塗り足しは必要ですか?

文字と絵がすべて白い余白の十分内側に収まるなら、塗り足しなしで作れます。まず、端まで印刷する背景や画像がないか確認してください。

一ページだけ塗り足しが必要な場合も、本文全体をリサイズしますか?

はい。KDPでは一ページでも必要なら、本文PDF全体を塗り足し込みの寸法にします。一つのファイルに異なるページ寸法を混ぜないでください。

PDFページを大きくすれば塗り足しになりますか?

いいえ。端まで印刷する画像や背景も、仕上がり線の外側の塗り足し領域まで伸ばす必要があります。

Book Studioで塗り足しを有効にすると文字も安全な位置へ移動しますか?

いいえ。この設定はPDFのページ寸法と画像の配置を変えます。重要な文字や絵は、元データと書き出したPDFの両方で確認してください。

この本文用の塗り足し寸法を表紙にも使えますか?

いいえ。ここで示した寸法はKDP本文の例です。表紙には印刷サービスの現行の別条件を確認し、本文の数値を流用しないでください。

CanvaからPDFを書き出せば自動で塗り足しが含まれますか?

必ずしもそうではありません。アプリ名やPDF形式だけでは判断できません。仕上がり寸法と実際のPDFページ寸法を比べ、端まで印刷する絵が仕上がり線の外まで伸びているか確認します。

ほぼ白いページの絵も端まで伸ばす必要がありますか?

そのページに端まで印刷する絵や背景がなければ不要です。ただし本文の別ページで塗り足しが必要なら、PDF全体のページ寸法はそろえます。

塗り足しで完成した本は大きくなりますか?

いいえ。仕上がり寸法は裁断後に測ります。塗り足しは取り除かれることがある追加部分なので、重要な要素は置かないでください。

塗り足しの警告が消えたら、ほかの確認は不要ですか?

いいえ。警告がなくてもPrint Previewerで重要な要素と端の絵を見ます。実物の仕上がりが重要なら、印刷サービスの試し刷り手順も行ってください。

今すぐ試す

まず塗り足しが必要か判断します。絵の印刷サイズでの鮮明さはDPI Checkerで別途確認してください。

本づくりの流れ

  1. 内容を作る
  2. ファイルを準備
  3. ページを集める
  4. Book Studio
  5. Cover Studio
  6. 最終確認

ファイル準備の段階で判型を決め、塗り足しの要否を判断します。

ページを集め、Book Studioで本文PDFを書き出し、KDP Print Previewerで確認します。

アプリをインストール

Android Chrome:ブラウザのメニューから「アプリをインストール」または「ホーム画面に追加」を選びます。

iPhone Safari:共有 →「ホーム画面に追加」を選びます。

インストールできない場合もウェブサイトを利用できます。インストール版PWA、iPhone、折りたたみ画面の切り替えは実機検証待ちです。

PDF / PPTX / Book ·한국어English

PDFを見る

한국어English